外国銀行、預金・貸出市場における業務を認めない

昨年12月28日、人民党のB.ジャブハラン議員をはじめとする5名の国会議員が「投資銀行に関する法案」を立案 して、国会に提出した。以前からモンゴル社会において賛 否両論の波紋を呼んだ外資系 銀行の市場参入に関する案件が検討を終え、最終的な決断を国会に委ねるかたちとなった。これについて、立案者の 一人であるジャブハラン議員にインタビューをした。

――昨年末、外資系銀行の参入に関する法案を国会に提出 しましたが、法案は本当に必要だとのお考えでしょうか?
 

近年のモンゴル経済の急成長に伴ってその金融市場も拡 大した。残念ながら、国内銀行はこれに追いついていない。国内銀行は1億米㌦以 上規模のメガ・プロジェクトに対して融資できない。だから、本法案によって各商業銀 行だけでカバーされてない領域がカバーされる。一番注意すべきことは、外資系銀行が 国内銀行の業務領域を超えられないということである。つ まり、預金・貸出市場におい て外資系銀行の参入はなく、 国内商業銀行と外資系銀行間 の競争もない。他方で国内商業銀行に対する法的保護や救済措置も強化した。この法案では、外資系銀行の参入に関 して調整だけではなく、国内 商業銀行の保護も配慮され た。金融市場における規制緩和によって外国資本の誘致で ある。

――現在、モンゴルに対して投資しようとする投資家はどのぐらいいますか?
 

モンゴル銀行での職務時、5 つの外国銀行が支店を開業しようとしていた。昨年秋、外資系銀行の代表らと面会し た。2011~12年と比べると、 熱が冷めた感じがした。経済不景気と法的環境の不備などで先 行きの見通しが立たなかった模様だった。そのため、政府は法的環境を整備して国内外に向けて情報を発信しなければならな い。その先、状況が変わるとし て期待している。

――外資系銀行の参入で「バ ンク・オブ・チャイナ」のモンゴル進出が波紋を呼びましたが、外資系銀行から求める条件とは?

 

地球上はバンク・オブ・チャイナ以外に数え切れないほどの銀行がある。そして投資ファンドもある。

――外資系銀行の参入とその 効果について教えてください

時間がかかると思う。法案が通過してからこの2年間で金融市場に対する影響は限定的だと考えられる。参入の効果は、モンゴル次第である。 つまり、定めた法律効力性と安定性などの要因で決められる。しかし、規制緩和は一番重視すべき点である。

――営業許可や営業許可取り消しなどの調整が法案に盛り込まれたのでしょうか?
法案では、根本的な調整機能を備えた。しかし営業許可や許可取り消しなどの処理を内閣直属庁またはモンゴル銀行が経済情勢などを考慮した上、調整する。

――近年、建設事業をコンセ ッション契約で実施することが多かったが、本法案とこれ らの関係性は?

直接的ではなく間接的な関係性の可能性を否定できな い。先ほど外資系銀行が預金・貸出市場での業務がないといったが、金融機関相互間における資金貸借をできる。 だから、国内商業銀行が自己 資本だけでは融資できない事業案件に対して他社から資金調達できるようになる。

――ありがとうございました。